2021年度児童発達支援評価表(事業者等向け)

チェック項目 はい いいえ 工夫している点、課題や改善すべき点など

環境・体制整備

利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で適切であるか 10 ・新型コロナ感染拡大防止のため、換気で窓を開ける事が多いのですが、換気が直ぐ行われて、窓を閉めるとすぐに部屋が温まる広さです。
・利用児が、どこにいても目が行き届く広さとスペースです。
・スペースを上手く使って体を動かす遊具などを利用しています。
・新型コロナ感染拡大防止のため、公園の遊具等使えず室内活動が多くなりがちですが、室内のスペースを有効活用しながらしっかりと身体活動も出来るよう、ボルダリングやマグネットストライダー等の運動機器を揃えてます。
・当事業所の特徴として自然に恵まれていることを活かし、天気の良い日は出来る限り裏の戸島山へ登ったり、二岡公園にてボール遊びや杉の本公園にて当施設で準備している遊具(長縄・クライングロープ・スラックライン・ブランコ・ラダー 等)を持参し思いっきり身体活動出来るよう、工夫しています。
職員の配置数は適切であるか 10 ・毎日、適切に配置出来るよう勤務予定を組んでいます。
・サービス提供時間内は、対象児と十分向き合えるスタッフを配置し、サービス提供時間外で書類記載等を行えるよう配慮しています。
・リスクを考慮し、必ず男性職員を配置するようにしています。
生活空間は、本人にわかりやすく構造化された環境になっているか。また、障害の特性に応じ、事業所の設備等は、バリアフリー化や情報伝達等への配慮が適切になされてるか 10 ・利用児が安心して帰宅時まで過ごすことが出来るよう、送迎時間や担当スタッフをホワイトボードに掲示し、各自確認出来るように考慮しています。
・スタッフ間の情報伝達は、ホワイトボードやグループラインを活用し、スタッフ全員に周知徹底するようにしています。
・利用児が混乱しない程度の活動スペースを確保しており、一人一人の荷物を置くボックス及び学習机を準備しています。
・室内に段差はなく、入り口はスロープになっています。
・作品等色彩豊かな空間になっているため、視覚からの刺激に敏感な子に配慮した空間も確保出来るよう、テントやプレイサークルを活用しています。
生活空間は、清潔で、心地よく過ごせる環境になっているか。また、子ども達の買うどうに合わせた空間となっているか 10 ・ゴミの分別を徹底し、紙オムツは消臭タイプ紙オムツ処理袋を必ず使用し処理しています。
・通常室内清掃及びアルコールにての室内清掃は毎日数回行っており、小型空気清浄機も3台設置し二酸化炭素濃度測定器2台にて管理、こまめに室内換気を行っています。
・一人一人の荷物を置くボックス及び学習机を準備しており、身体活動や集団療育に合わせて学習机や椅子を移動したり利用したり楽しく活動出来るよう工夫しています。
・室内に段差はなく、入り口はスロープになっています。
・情報伝達は、ホワイトボードやグループラインを活用し、スタッフ全員に周知徹底しています。

業務改善

業務改善を進めるためのPDCAサイクル(目標設定と振り返り)に、広く職員が参画しているか 10 ・常にお互い声を掛け合い、必要な事案はその場で解決対策対応出来るように、スタッフ間で心がけて行っています。
・以前は毎月、各職員の目標設定ミーティングと振り返りミーティングを行っていましたが、現在は毎週(曜日不定)のミーティングの際に行っています。
・日々、振り返りの時間を設け、都度コミュニケーションをとっています。
保護者等向け評価表により、保護者等に対して事業所の評価を実施するとともに、保護者等の意向等を把握し、業務改善につなげているか 10 ・毎年、事業所評価だけでなく、個別のアンケートにて各家庭から意見をお聞きし、意見等あった際は直ちに職員間で検討し対応しています。
事業所向け自己評価表及び保護者向け評価表の結果を踏まえ、事業所として自己評価を行うとともに、その結果による支援の質の評価及び改善の内容を、事業所の会報やホームページ等で公開しているか 10 ・ホームページでの公開は、毎年2月に行っています。
第三者による外部評価を行い、評価結果を業務改善につなげているか 10 ・現在第三者評価は実施できていませんが、コストの部分で改善できれば、外部評価を是非受けたいと思っています。
職員の資質の向上を行うために、研修の機会を確保しているか 10 ・研修希望者は、積極的に参加を促しています。
・事業所内で、症状の特性に基づいた支援のやり方を伝達しています。
・毎週ミーティング時、必要な研修を随時取り入れています。
・ウェブ研修等を利用して、実施しています。

適切な支援の提供

アセスメントを適切に行い、子どもと保護者のニーズや課題を客観的に分析した上で、児童発達支援計画を作成しているか 10 ・児童発達管理責任者がアセスメントを適切に行い、利用児は勿論、スタッフ・保護者・相談事業所それぞれの意見を聞き取り入れ、支援会議にて職員間で共有し意見を出し合い、子どもと保護者のニーズや課題を客観的に分析した上で、児童発達支援計画を作成しています。
・現在、「困っていること確認シート」「発達段階アセスメントシート」をスタッフで共有中、今後活用予定です。
・システム革新研究開発支援センターによるアセスメントツールは、スタッフ全員に配布し、活用しています。
子どもの適応行動の状況を図るために、標準化されたアセスメントツールを使用しているか 10 ・現在、「困っていること確認シート」「発達段階アセスメントシート」をスタッフで共有中、今後活用予定です。
・システム革新研究開発支援センターによるアセスメントツールにて、対応しています。
児童発達支援計画には、児童発達支援ガイドラインの「児童発達支援の提供すべき支援」の「発達支援(本人支援及び移行支援)」、「家族支援」、「地域支援」で示す支援内容から子どもの支援に必要な項目が適切に選択され、その上で、具体的な支援内容が設定されているか 10 ・保護者との面談にて、必要な支援をピックアップし、支援会議にて具体的内容の検討を行っています。
児童発達支援計画に沿った支援が行われているか 10 ・HUGシステムにて、支援計画を全職員確認出来るようにしているため、各児童支援計画に沿った支援を実施することが出来ています。
活動プログラムの立案をチームで行っているか 10 ・活動内容・立案等は、支援会議の際確認し行っていますが、その日その日の対象児や状況に応じて変更することはあるので、その都度全職員に周知しています。
活動プログラムが固定化しないよう工夫しているか 10 ・常に、新たな活動を模索し、必要な教具等を随時検討し活用しています。
・同じプログラムが続かないよう、同じ教具でも活用法を工夫しています。
・同じ活動でも内容に変化を付けて、偏らないようにしています。
・その日の対象児や状況に応じて、変更しています。
・遊具の工夫をしながら、季節や時節、天候、子どもの体調に合わせて内容を変えています。
子どもの状況に応じて、個別活動と集団行動を適宜組み合わせて児童発達支援計画を作成しているか 10 ・遊びの中で、各児童に必要な支援を各職員が考え、支援会議で意見を出し合いながら支援計画を作成しています。
支援開始前には職員間で必ず打ち合わせをし、その日行われる支援の内容や役割分担について確認しているか 10 ・ホワイトボードに、その日の利用児及び担当職員・本日の活動を掲示しており、毎日職員間で確認しています。
支援終了時には、職員間で必ず打ち合わせをし、その日行われた支援の振り返りを行い、気づいた点等を共有しているか 10 ・気付いた点は翌日に活かせるように、情報交換をしています。
・毎日翌日の利用児及び職員と配車をホワイトボードに掲示しますが、その際その日の支援の振り返りを行い、翌日の確認を行っています。
・スタッフ間の連絡ラインにて、必要な事項の共有を行うようにしています。
日々の支援に関して記録をとることを徹底し、支援の検証・改善につなげているか 10 ・HUGの提供記録に入力することで、職員全員が確認出来るようになっており、保護者も確認しコメントを入れる事が出来るようになっています。
・グループラインにて提供記録の書き方を共有し、提供記録を書いたスタッフがその旨を報告し、他スタッフがチェック(ダブルチェック)し公開するようにしています。
定期的にモニタリングを行い、児童発達支援計画の見直しの可能性を判断しているか 10 ・モニタリングも支援会議も必要に応じて、行っています。
・コロナ禍なので、電話やLINEやアンケートでの聞き取りを行っています。
・支援会議やモニタリングは、最低6ヶ月以内で定期的に行っています。
・必要に応じて、随時行っています。

関係機関や保護者との連帯関係機関や保護者との連携

障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 10 ・児童発達支援管理責任者(太田)が基本参画していますが、児童指導員がプラス同行し参画することもあります。また、当事業所にて行われる場合は、基本出勤者全員が参画しています。
母子保健や子ども・子育て支援等の関係者や関係機関と連携した支援を行っているか 10 ・相談支援事業所の相談員を通し、他関係機関と連携を取れるようにしています。
・必要に応じて幼稚園(保育園)に情報提供書を持参したり、保護者を通して関係機関と情報提供書のやり取りをしたりしています。
(医療的ケアが必要なこどもや重症心身障害のある子ども等を支援している場合)地域の保険、医療、障害福祉、保育、教育等の関係機関と連携した支援を行っているか 10 ・幼稚園(保育園)に情報提供書を持参したり、保護者を通して関係機関と情報提供書のやり取りをしたりしています。
(医療的ケアが必要なこどもや重症心身障害のある子ども等を支援している場合)子どもの主治医や協力医療機関等との連絡体制を整えているか 10 ・保護者を通して医療機関と連絡をとりあったり、酸素などの業者へは直接連絡をし、緊急時の対応などの連携を取れるようにしています。
移行支援として、保育所や認定こども園、幼稚園、特別支援学校(幼稚部)等との間で、支援内容等の情報共有と相互理解を図っているか 10 ・連携会議の参加や情報提供書のやりとりをしたり、保育園等の送迎時に情報交換を行ったりしています。
移行支援として、小学校や特別支援学校(小学部)との間で、支援内容等の情報共有と相互理解を図っているか 10 ・送迎の際に、学校の先生とコミュニケーションをはかっています。
・進学予定の小学校へ実際に対象児童を連れて行き、送迎の際の状況確認を行ったり、小学校の担当の先生と情報の共有をしたりしています。
・連携会議の参加や情報提供書のやりとりをしたり、保育園等の送迎時に情報交換を行ったりしています。
他の児童発達支援センターや児童発達支援事業所、発達障害支援センター等の専門機関と連携し、助言や研修を受けているか 10 ・必要に応じて電話で相談したり、研修等の連絡があった場合は職員に周知し、希望者が受けることが出来るようにしています。
・東区の児童発達支援センター機能強化事業におけるオンラインでの面談、研修を受けています。
保健所や認定こども園、幼稚園等との交流や、障害のない子どもと活動する機会があるか 10 ・学童と連携し、学童の先生にも協力して頂き一緒に活動しています。
(自立支援)協議会子ども部会や地域の子ども・子育て会議等へ積極的に参加している 10 ・機会があれば是非参加したいと思っていますが、コロナ禍でなかなか参加厳しい状況です。
日頃から子どもの状況を保護者と伝え合い、子どもの発達の状況や課題について共通理解を持っている 10 ・保護者と対面した際や、記録(HUG)で伝わるよう工夫しています。
・送迎時、必ず保護者に当日の状況を報告し、必要に応じて電話やラインにて連絡をとっています。
保護者の対応力の向上を図る観点から、保護者に対して家族支援プログラム(ペアレント・トレーニング等)の支援を行っている 10 ・日々の支援内容はHUGにてお伝えし、送迎時に保護者の方に子どもたちの様子を伝えたり、聞いたりすることで共通理解ができるように努めています。
・保護者との面談や、ラインまたは電話にて、保護者の対象児への対応等や環境設定等について随時支援を行っています。

保護者への説明責任等

運営規程、利用者負担等について丁寧な説明を行っている 10 ・契約時、面談にて説明をさせて頂いています。
・変更時や実費発生時は、各保護者にグループラインにて連絡させていただいています。
児童発達支援ガイドラインの「児童発達支援の提供すべき支援」のねらい及び支援内容と、これに基づき作成された「児童発達支援計画」を示しながら支援内容の説明を行い、保護者から児童発達支援の合意を得ている 10 ・支援内容の説明を行い、合意を得たものを児童発達支援計画書で示しています。
定期的に、保護者からの子育ての悩み等に対する相談に適切に応じ、必要な助言と支援を行っている 10 ・面談や送迎時等話す時間を積極的に設けており、その際、必要に応じて専門職種が対応し、保護者へのアドバイス等の情報提供をする等支援を行っています。
父母の会の活動を支援したり、保護者会等を開催する等により、保育者同士の連携を支援している 10 ・年2~3回保護者交流会を開催したり、創立記念感謝祭や餅つき大会などのイベントへ保護者に参加して頂き、保護者同士の連携を支援しています。
・コロナ禍なので、人数制限と日を分けて行っています。
子どもや保護者からの相談や申し入れについて、対応の体制を設備するとともに、子どもや保護者に周知し、相談や申し入れがあった場合に迅速かつ適切に対応している 10 ・適切な対応を心がけ、スタッフ間で周知徹底しています。
・保護者から連絡があった際、都度スタッフ間で共有して対応しています。
定期的に会報等を発行し、活動概要や行事予定、連絡体制等の情報を子どもや保護者に対して発信している 10 ・情報や連絡は、随時全家庭に連絡ラインにて配信しています。
・HUGにて、確認出来るようになっています。
個人情報の取扱いに十分注意している 10 ・鍵付き棚を活用し、提供記録等には他児の写真等が入り込まないように配慮しています。
・写真の使い方にも配慮しています。
・より厳重に管理ができるよう、意見を出し合ってその都度改善したいと思っています。
障害のある子どもや保護者との意思の疎通や情報伝達のための配慮をしている 10 ・子どもたちとは、こどもたちの表情などで意思を確認しながら活動を行っている。
・保護者とは、必要に応じて送迎時、電話や連絡ラインにて情報交換を行っている。
事業所の行事に地域住民を招待する等地域に開かれた事業運営を図っている 10 ・夏祭りへの参加(出店)したり、毎年のイベント(創立記念感謝祭等)の際、地域に声掛けをしたりしていますが、コロナ禍で、現在自粛しています。

非常時の対応

緊急対応マニュアル、防犯マニュアル、感染症対応マニュアル等を策定し、職員や保護者に周知するとともに、発生を想定した訓練を実施している 10 ・マニュアルを作成して事業所内にも明示し、スタッフに周知しています。
・対応マニュアル(おかしもの冊子を作成〈火事編・地震編 2種)を、各家庭に配布しています。
・年に2回消防署に連絡して、通報、避難、救出、消火訓練を行っています。
※刺股2本常備してあり、警察より使用法の指導研修予定あります。
非常災害の発生に備え、定期的に避難、救出その他必要な訓練を行っている 10 ・年に2回消防署に連絡して、通報、避難、救出、消火訓練を行っています。
事前に、服薬や予防接種、てんかん発作等の子どもの状況を確認している 10 ・契約時、利用前に必ず確認し、対応を保護者の方々と相談しています。
食物アレルギーのある子どもについて、医師の指示書に基づく対応がされているか 10 ・契約時にアレルギーの有無を確認して個別に対応していますが、基本アレルギーを有する児童に関しては、当事業所からはおやつ等提供せず、ご家庭から持たせていただくようお願いしています。
ヒアリハット事例集を作成して事業所内で共有しているか 10 ・実地指導後、ヒアリハット事例集を事業所内に掲示しています。
虐待を防止するため、職員の研修機会を確保する等、適切な対応をしているか 10 ・障害保健福祉課からお知らせ頂いた研修会など、虐待防止管理責任者及び希望する職員が出席し、全職員に周知しています。
どのような場合にやむを得ず身体拘束を行うかについて、組織的に決定し、子どもや保護者に事前に十分説明し了解を得た上で、児童発達支援計画に記載しているか 10 ・ホームページに、身体拘束禁止に関する指針を掲示しています。
・現在まで、対象児童はいませんが、車いすの固定ベルト等、身体拘束が必要な児童には、契約前にスタッフ間で検討し、契約時に保護者の方に同意を頂き支援計画に記載します。